PERSONAL WORK - TAKASHI YASUI
PERSONAL WORK - TAKASHI YASUI
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写真家 保井崇志による集大成的な写真集。
判型:縦210×横210
製本:上製本 / 糸かがり綴じPUR製本
加工 : 背・箔押し / 表紙・空押し+題箋貼り
頁数:192ページ
写真:148カット
本文用紙:OKウルトラアクアサテン
表紙用紙:NTラシャ グレー90
見返し用紙:NTラシャ グレー50
印刷会社:藤原印刷
発売日:2023年7月3日
定価:8,800円(税込)
ISBN 978-4-9913157-7-0
保井崇志
1980年大阪生まれ。2010年に趣味で写真を始め、運送会社で働きながら独学で撮影技術を習得。Instagram黎明期から国内外の企業とSNS上でコラボレーションし、2015年にフリーランスのフォトグラファーとして活動を開始。日常の機微や日本の伝統美を、陰影を生かした現代的な視点で捉える。
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この写真集で一番好きな写真は、青い着物をきた女将(?)さんがお店の「のれん」を直してる写真です。「日本」を感じます。表紙の赤い傘のも好きです。実家が東京にあるので、たまに帰ってみたくなりました。
まず装丁は素晴らしい。かなりの金額をかけたであろうことは容易に想像できます。写真集でここまでの紙質や印刷を実現することは珍しいでしょう。
また、日本に来たことがない外国人にとって、この写真集は日本の美しさを知るために役立ちます。
この本の印象を率直に言えば、「優れたカメラとレンズを持ち、辛抱強くタイミングを待てば、こういう写真が撮れます」というカタログのようでした。
10年ほど前、著者がSNSに登場した当初は、まだまだインスタも黎明期で、こういう写真は持て囃されたことでしょう。保井さんは間違いなくSNS写真のパイオニアです。
しかし時は経ち、それこそ保井さんの写真を模倣したような写真がSNS上に溢れかえることになりました。誰もが無料でいくらでも保井さんの写真を見ることができるし、金さえ出せば誰もがフラッグシップ機を買えるわけですから。
例えば保井さんと素人写真家10人が同じ機材を持って早朝の伏見稲荷に出かけて1時間写真を撮り、保井さんの撮った写真とそれ以外の写真をランダムに並び替えたとしたら、おそらくほとんどの人はどれが保井さんの撮った写真なのか区別はできないでしょう。
これは別に保井さんが悪いわけではなく、写真というメディアは元来そういう性質を持っているわけです。そして、今書いたことは、他でもない保井さん自身が一番強く感じているはずです。
とりあえず、10年間やってきたことをこの写真集にまとめた。それはそれでいいと。しかし、この先10年同じことをやっていても、確実にそれはその他大勢の中に埋もれてしまう。ではこの先どうやって写真界で生きていくのか。僕が注目したいのは、彼が次に出す写真集です。
I am very satisfied with my purchase. I liked the ease of ordering it on the site. International shipping was fast and well protected.
PERSONAL WORK - TAKASHI YASUI
I love the cover of the book and it’s so well put together. The photography is beautiful.